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長崎坪庭物語
たたみ一畳ほどの、人を幸せにする庭

2019/7「涼気」

浜町店

涼気

まだ梅雨明けはしていませんが、紫陽花の季節も静かに終わり、いよいよ夏本番を迎えます。今年の七夕も願い事を短冊に書きましたが、いまいちの天気だった為、織姫も彦星もどこにいるのか見つけられませんでした。たまには、晴れた七夕の日に綺麗な天の川を見てみたいものです。二十四節気では、この7月7日~22日を小暑(しょうしょ)と言い、梅雨明けとともに、蝉も鳴き始め、暑さが本格的になってくる頃です。

今月の坪庭は、「涼気」をテーマとしたお庭となっております。店内外にみずみずしい緑がたっぷり、その中に白鷺が舞っているような姿のシラサギカヤツリソウ(白鷺蚊帳吊草)やキョウチクトウ(夾竹桃)、星形の小さなサザンクロスなどの白いお花も入り涼し気です。また、青紫色のキキョウ(桔梗)は風船のような蕾から次々と星形の花を咲かせます。紅紫色のフリルがきいたミソハギ(禊萩)もスッと伸びた茎の先に美しい花を咲かせています。

中でもキョウチクトウの花びらはフリル状に5枚、ちょっとひねった扇風機の羽のような形をしています。乾燥や暑さ、公害にまで強く、とても可憐な花を咲かせる魅力的なお花ですが、異常に強い毒性も持っています。毒性を持つ植物の多くは根などの一部分に毒を持つのに対し、キョウチクトウは花・葉・枝・果実など全てに毒を持ちます。その一方、平和・復興の象徴として有名なお花であり、広島に原爆が落ちた後、何十年も花木が育たないと言われていた土地にどの植物よりも先に花を咲かせたのがキョウチクトウだったそうです。その事が、人々に希望を与え、広島市の市の花に選ばれたという経緯もあります。一つだけ真逆な意味の花言葉があるなぁ…と思っていた理由が分かりました。

これから、ますます蒸し暑さ極まりますが、小さい暑さの次は大きい暑さ「大暑」もやってきます。年々高くなる気温と温暖化の中、いかに毎日気持ちよく過ごせるかが、夏を乗り切るために大事になってきます。夜明けが早い夏だから、いつもより早起きして涼しいうちに行動してみるのもいいかもしれません。浜町へお越しの際は、涼気を感じられる坪庭にもぜひお立ち寄りくださいませ。

 

キョウチクトウの花言葉「油断大敵」「用心」「危険」「心の平和」

サザンクロスの花言葉「願いを叶えて」「まだ見ぬ君へ」「光輝」

ミソハギの花言葉「純愛」「慈悲」「悲哀」「禊」

  • 店内左側

  • 店外右側

  • 桔梗、サザンクロス

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